短編
とある研究所。 「この世界はもうすぐ終わる」 「らしいですね。Drはここにずっといましたから見てないと思いますけど、パニックになっている人が街中にたくさんいますよ」 世界が終末を迎えようとしている矢先、緊張感なく会話をしている二人がいた。 片方…
「…やかましい…」 薄暗い2畳程度のスペースの寝床のコンクリートの床で寝ていた俺は、ここ一ヶ月で最悪の目覚めをさせられた。 今日は近くで工事でもしているのか、俺の寝床には無駄に力強い振動と騒音が鳴り響いていた。 小鳥のさえずりさえ無慈悲に蹂躙さ…